【現場の声】では、実際にパブリックのワークショップを体験した学校や施設の方々から、ワークショップを導入したきっかけや、実施した感想や効果について、頂いたコメントをご紹介しています。
パブリックのワークショップに興味がある方や、これから導入を検討する方に参考にしていただければ幸いです。
齋藤 夏菜子先生からのコメント
本校は震災後にできた中高一貫校です。
開校当初から演劇の授業を実施しており、PAVLICの皆さんと二人三脚で授業を作り上げてきました。
中学3年間を通した演劇WSは生徒達に大人気で、遊びながら表現力や創造力を伸ばしていきます。
高校1年次では「演劇を通して地域課題を知る学習」として、生徒が地域に出かけ、人と出会い、そこでの学びを演劇にして発表します。
生徒は集団創作という協働的な関わりの中で学びますが、この学びをPAVLICの皆さんと共にデザインしています。
信頼関係づくりのための演劇WSから始まり、最終的に素晴らしい作品が誕生するまでの過程は、見る度に毎回感動します。本校が作られた背景も含め、我々が最も大切にしている授業です。
ワークショップの様子
ふたば未来学園中学・高等学校では、中学生と高校生1年生に、それぞれ異なるプログラムを実施しています。
中学の3年間では、ほぼ毎回異なる顔ぶれでグループをつくり、短い演劇の創作と発表を実施しています。
高校1年生では、学内劇場「みらいシアター」での発表をゴールとして、そこに至るプロセスはクラス(系列)ごとにオーダーメイドで組んでいきます。
ランダムに組んだペアで特定のお題について話し合う

学内劇場で発表された作品のワンシーン

担当講師より

学年・年度ごとに創作方法は都度異なり、台本を使ったもの、各々のやりたい「役」を出し合い物語を紡いでいくもの、クラスメイトの思い出話から再現ドラマを創るもの…等さまざまです。先生方には毎回活動後に行うフィードバックにもご参加頂き、そのことでこの活動が成立している…大変貴重な機会です。
齋藤 夏菜子先生、この度は素敵なコメントを
ありがとうございました。